大好きな人の幸せをただただ願う

紫耀くんはJr.の頃から、「いつかふっと居なくなっちゃうんじゃないか」っていう危うさがあった。もうここでできることはない、やりきったみたいな理由で。本当のことは何も分からないけど、関西から東京に拠点を移したときも、そんな感じがした。

山ぴたくんリクエストも、世界で活躍したいのも知ってたし、いつかはこのときが来ると覚悟はしていた。

でもまさか、こんなに早く、こんな形で、好きなものが崩れていくなんて思わないじゃん。5年先も10年先も、何でもないことでメンバーが笑い合ってるのを見れればそれでよかった。

海外進出したいからって、こんな中途半端な形で投げ出す人たちじゃないと思う。

だけど私たちは、何ひとつ真実を知ることはできない。知る権利はないのが悔しい。

 

ジャニーズを退所した先輩で、上手くいっている人なんて、ほんのひと握りだ。それもきちんと円満に辞めていそうな人だけ。テレビ局も事務所との関係を優先し、扱いにくいんだと思う。

今後は公の場で、キンプリの楽曲を披露することも出来なくなる。

関係各所からこんなにも愛されてて、ダンスの実力も、圧倒的華もある紫耀くんでさえ、厳しい現実が突きつけられると思う。

変にしがみつかず何の未練もなく、一切表舞台には姿を表さずに、結婚でもして幸せに暮らしてくれるなら、それはそれでいい。

 

こういうことがある度に、オタクの無力さを痛感する。こんな結論しかなかったの?こうなる前に相談してよ。相談されたところで、芸能界に何の権力もない私が、できることなんて何もないんだけど。

紫耀くんの味方はここにいるよって伝える手段すら存在しない。読んでくれるかわからない手紙を書いたり、何かを買って売上に貢献するくらいで一方通行。

 

ただガムシャラに夢を追いかけている彼らを応援する、あのときが1番楽しかった。なにきんがバラバラになったのは悲しかったけど。明らかにしょうれんだけ仕事量や衣装に格差あったし、歌割りも多いし、そういうのが嫌で東京に行ったんだと思う。今後じーこや大ちゃん、大西さんの口から「紫耀」って聞けなくなるのが辛い。ジャニーズにいれば、どこかのタイミングで共演することも、いっしょに歌うこともあったかもしれないのに。

 

お願いだからヒロム戻ってきてよ。急に演出を変更したり、思いつきでグループ組んだり、それが許されていたのは、天才的な才能と息子たちへの愛があったから。

ヒロムもタッキーもいなくなって、大事な子どもを預けたいと思えるジャニーズ事務所じゃなくなった。もう新たなスターは生まれない気がする。

 

大好きな人たちがこの先どうなっていくのか、訳もわからない不安で、今日も変な時間に起きた。少し前まで5周年はどんな景色を見せてくれるんだろうって楽しみにしてたのに、今は一生来ないでほしいと願っている。

脱退の日を5月23日、大切なデビュー記念日にしたのは、もうどうすることもできない彼らなりの意志があったと思う。

V6兄さんたちが、解散日を設けるとファンの子が思い出しちゃって辛いから、あえてデビュー日を選んだって言ってた。憶測だけど、それと同じ理由じゃないかな。

 

今は辛いけど、いつかsilentの紬ちゃんみたいに「好きになれてよかった」って思える日が来るのかな。初めから出会わなければよかった、この人に出会わなければこんなに悲しい思いしなくて済んだのに...で終わりたくない。

辛いこと悲しいこともたくさんあったけど、それ以上に嬉しいこと、楽しいこともたくさん経験させてもらった。

何もできない無力な1オタクができることは、大好きな人の幸せを願う。ただそれだけ。